バイシクルホイール、その美しく効率的な構造体
発明されてから一世紀を経てなおその基本構造を変えないスポークホイールは、あらゆる路面状況に対応することができる素晴らしい構造をしています。トポリーノは最新のテクノロジーとノウハウを生かし、コンポジット・マテリアル(複合素材)をもってまったく新しいホイールを造ることを決意しました。
最新素材のアドバンテージを生かして
スポークにはケブラーとカーボンファイバーのハイブリッド構造を採用しています。あらゆるサーモプラスティック樹脂のなかで、カーボンファイバーは究極的ともいえる強靭さを誇ります。このユニークなコンポジットスポークは信じられないぐらいに強く、素晴らしく軽いものです。トポリーノのカーボンコア(TM)スポークは14gのステンレススポークより強靭で、たった5分の1の重量しかありません。
軽量性はトポリーノの数ある特長のひとつにすぎません。サーモプラスティック樹脂とカーボン&ケブラーのハイブリッド構造スポークは、路面からのバイブレーションを打ち消すよう作用します。その違いは乗れば誰もがはっきりと分かるほどです。
トポリーノはハブにも特殊なサーモプラスティック・カーボンファイバーを用いています。航空機の素材に使われるアルミニウムに対抗するほどタフで、45%も軽量にできています。しかしそのマテリアル(素材)でさえ私たちトポリーノのストーリーのひとつに過ぎません。まったく新しいホイール構造への私たちのアプローチを、ぜひ体感して欲しいのです。
対角線上に貫通するスポーク構造
すべてのスポークはハブで中断されることなく、リムの対角線上へとつながっています。スポークに掛かる負荷が著しく軽減されることで、切断のリスクなくリムの両サイドまで高いテンションで張ることができるのです。
従来のスポークホイールの場合、スポークはハブフランジと完全にはマッチしていません。ホイールビルダーの誰もが知っているように、スポークはリムへと向かうためにフランジ付近で強制的に曲げられ、大きなストレスが掛かっているのです。スポークに局所的に曲げの力が掛かることにより、破損や伸び、金属疲労を引き起こす原因となるのです。
バランスの取れた構造
最新の9,10スピード・リアスプロケットはリアハブのアクスル(車軸)上に大きく場所をとります。そのことで左右のハブフランジはリムの中心線上に対して非対称となり、大きなアンバランスが生じています。結果として左右のスポークテンションに差が生じることになります。駆動側と非駆動側のスポークテンションの差は、リアホイールのアキレス腱と形容される欠点となっています。
今まで多くのホイールデザイナーがこの問題を解消しようと、左右のフランジ幅を詰めてみたりしました。それらは結果として弱いホイールを生み出しただけに終わっています。
トポリーノでは違う手法をとっています。我々はリアホイールの駆動側に、非駆動側より50%多いスポーク本数を採用しています。この方法によって左右のテンションバランスがとれ、強いホイールを実現しています。
賢明なスポーク数とは…
「トポリーノのコンポジットスポークが軽いからといって、本数を増やなくても良いのでは?」そう疑問に思われるかもしれません。しかしスポーク本数を増やすことによる実際的なデメリットはほとんどありません。私たちはそれを「賢明なスポーク本数」と呼んでいます。トポリーノのフロントホイールには24本、リアホイールには30本のスポーク本数が採用されています。それは最近のホイールにしては多いと言えるでしょう。しかし数本の追加スポークはリム周辺におけるストレスを軽減し、そのことによってさらに軽いリムの採用が可能になるのです。ご存知の通りホイール外周部の重量が減れば走りは軽くなります。同時に強いホイールを組めるメリットがあるのです。
エアロダイナミクス
我々は地球上で最も軽く強いホイールを造りながら、同時にエアロダイナミクスに対する可能性も追求していました。スペシャルケブラースポークを空気抵抗の少ないブレード(刃)状の断面形状にし、セミエアロ形状のカーボンリムを組合わせました。軽いだけでなく、風を切り裂くホイールの誕生です。
モジュラー構造
私たちがたくさんのテクノロジーをこのホイールに詰め込もうとも、安心して使い続けるためには修理可能にデザインされていることが必要です。トポリーノのホイールはスポークとハブがそれぞれホイールの半分を構成するモジュラー(塊)として設計されています。
そのためクラッシュによってホイールがダメージを受けたとしても、それぞれの独立したパーツを取り替えるだけで修理可能になっています。しかもすべてが従来の工具を使うことで修理可能であるため、修理・再生は非常に簡単になっています。
Carbon Coreシリーズで採用した新型フリーボディとハブシェル
Carbon Coreシリーズのホイールにはローラーベアリングを使用したフリーボディとより強固な剛性を誇る新型カーボンハブシェルを採用しました。
これらの採用により、横剛性が大幅に向上し、ホイール全体の比類なきものとなっております。
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